傲音プログレッシヴ
- アーティスト: HIGH and MIGHTY COLOR
- 出版社/メーカー: SME Records
- 発売日: 2006/04/05
- メディア: CD
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その昔(といっても半年前ぐらい)ぼーっとMTVを見ていて知った彼等。
「こんなバンドいたんかぁー。あー、メタル好きなんだろうなぁ・・・w」とか思っていました。どうやらそれなりの人気者であるらしく、売り上げはランキング上位に食い込むほど。アニメのタイアップなどで獲得してきた人気もあるようですね。
そんな、「オレンジレンジの弟分」と銘打たれてシーンに登場してきた彼等。
2nd「傲音プログレッシヴ」
うん。これはもうめたるですね。
恐らくミクスチャー寄り、ちょいヘヴィぐらい且つ、女Voの導入で生むPOPさみたいなものを売りというか、主体でいきたかったんだと思いますが、もうなんかこの2nd、開き直った?
自分は1stを聴いていないため(テレビでちらっと聴いたぐらい)、変化みたいなものは分からないのですが、明らかにメタル要素強くしてきてますよ?
顕著なのは「3・Here I am」2ビートで疾走するドラムにこれでもかと言わんばかりに刻むギター。明確な意思を思わせる速弾きソロ。それなりにメロいメロディ。
メロスピ等が好きな人にはたまらないんではないでしょうか?
ただやはりそこまでメタルに固執しているわけではなく、全体的にはカラフルなアルバムであります。ヘヴィさを打ち出そうとしているのはどの曲にも感じられますが。
個人的には、昨今アメリカのメタルシーンを構成する、メタルコアやヘヴィロックからの影響が伺えるリフやらスクリームやら展開が、荒削り且つ中途半端ながらも、どこか「頑張れよ〜」と応援したくなるのが面白いです。
んん〜?と首を捻ってしまう点として、男女共歌に厳しいものがあるような・・・
緩急が無いというか平坦というか印象に残らないというか。
全体的にメロディもイマイチ、かなぁ。
POPさを良い具合に配分させたいなら、もっとメロディを練る必要があるかもですね。
とまぁまだまだこれからの彼等。アメリカ進出(恐らく向こうのオタク+若干の本当に若干のラウドロッカーが市場)も決定したようですし、色々学び且つ向こうのバンド達にも多少の影響を与えられると良いですね。さすがに厳しいか!?
笑顔で成長を見守りたい一枚。